菊池ドキドキの１日スタート　まずはさわやかに…

　プロ野球の新人選択会議（ドラフト会議）は２９日午後４時から東京都内のホテルで行われる。米球界入りの夢をいったん封印し、国内１２球団ＯＫの姿勢で指名を待つ菊池雄星（岩手・花巻東高）の交渉権を、どの球団が獲得するか注目される。

　高校ナンバーワン左腕の１８歳に１位指名が殺到するのは確実。１９８９年の野茂英雄や翌年の小池秀郎の両投手が指名を受けた過去最多８球団を抜く可能性もある。
　菊池はこの日、野球部員と談笑しながら午前８時に登校。さわやかな表情で詰め掛けた報道陣や教員らに「おはようございます」とあいさつした。普段通りに授業を受けた後にドラフト会議を見守る。
　菊池には地元東北の楽天をはじめ日本ハム、西武、ロッテ、中日、ヤクルト、阪神が１位指名を表明。１５０キロを優に超える速球派がどこのユニホームを着るのか、運命のくじ引きが実施される。