西武が逆転勝ち!楽天のCSマジック点灯に待った

[ 2009年9月2日 21:50 ]

 【西武7-3楽天】西武は追い詰められていた。点差を2点に広げられて七回に突入。負ければ、昨季王者の自力によるクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなる土俵際だった。

 2死一塁。栗山が、永井を救援した左の有銘から左前打してつなぐと、楽天は投手を川岸に代える。この間、次打者席で、前の打席に16号ソロを放っていた中島が4番の後藤に声を掛けた。「絶対につなぎますから」
 言葉通り、中島は左にはじき返して1点差に。後藤は右に同点打を放つ。さらに、石井義が勝ち越しの中前打で続いて4連打。10試合で平均2・2点の打線が「つなぎ」を合言葉に、久しぶりに快打を重ねた。八回には不振の片岡に3ランが出て、最悪の連敗は免れた。
 渡辺監督は「きょう落とすと、危険な状態だった。いい兆しが出つつある」と言う。故障で4番の中村を欠き、まだ楽天と3ゲーム差。「(中村の穴は)一人ではカバーできない。みんなが一つの方を向いていかんと」。リーダーの中島が、ナインを鼓舞するように言った。

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2009年9月2日のニュース