ラミレス復帰 薬物疑惑は「語りたくない」

[ 2009年7月5日 06:00 ]

 【ドジャース6-3パドレス】最短の50試合でメジャー復帰したラミレスは、3番・左翼で即先発も復帰戦安打はならなかった。5点を奪った初回に1死二塁から四球を選んだ後は3打席とも凡退し、6回の打席を終えベンチに下がった。地元のパ軍ファンからはブーイングも飛んだが、それを上回る大歓声にかき消された。「試合前は少し神経質になったけど大丈夫だった。日に日に良くなると思う」とラミレス。トーリ監督も「彼の存在は周りにエネルギーを与え、チームが活気づく」と主砲の復帰を喜んだ。

 代理人のボラス氏も同席した試合前の会見は、スポーツ専門局ESPNが生中継。地元紙ロサンゼルス・タイムズが記者を5人派遣したほか、全米から50人を超える記者が集まった。冒頭で「今夜はショータイムだ」と自ら盛り上げ、ファンやチームに迷惑をかけたことを謝罪。だが薬物についての具体的な質問には「過去のことは語りたくない」「われわれ人間は失敗から学んでいく」などとはぐらかした。

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2009年7月5日のニュース