中日“ポスト荒木”へ荒木獲りだ！

　中日が来年ドラフトで“ポスト荒木”として、近大・荒木貴裕内野手（２１）獲りを狙う。近大２年春から遊撃の定位置を獲得。今秋リーグ戦は打率・３５７、遠投１１５メートル、５０メートル６秒１と３拍子そろっており、榎本監督も「堅実でこちらから言うことはあまりない」と信頼を置いている。今夏世界大学選手権（チェコ）でも「６番・遊撃」として銀メダル獲得に貢献した大型野手だ。

　今オフ５年契約を結び、来季から遊撃手に転向する“本家”荒木とは体格もプレースタイルもそっくり。次世代を見据えて、他球団も上位候補に挙げる大学Ｎｏ・１野手獲りを目指す。

　◆荒木　貴裕（あらき・たかひろ）１９８７年（昭６２）７月２６日、富山生まれの２１歳。津沢小２年から野球を始めてから遊撃手。高岡シニアで全国大会出場。山梨・帝京三では１年秋から定位置も甲子園経験なし。近大では２年春からレギュラー。１メートル７８、７５キロ。右投げ右打ち。