長野がロッテ拒否を正式表明 06年に続き2度目

[ 2008年12月5日 11:32 ]

記者会見するホンダの長野久義外野手

 ロッテからドラフト2位指名を受けたホンダの長野久義外野手が5日、埼玉県狭山市のホンダ野球部合宿所でロッテと交渉し、入団を拒否する意向を正式表明した。巨人入りを希望している長野は2年前にも同様に日本ハムへの入団を拒否した経緯がある。

 長野はロッテに最高標準額の契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示されるなど複数回の交渉で入団を要請されてきた。だが、巨人入りへの意思は固く、既に入団拒否を伝えていた。
 長野は福岡・筑陽学園高から日大に進み、東都大学リーグでは2季連続の首位打者。巧打と好守が持ち味で、昨年のワールドカップでは日本代表の中軸も務めた。

 ▼ホンダ・長野久義外野手の話 ロッテには必要とされていると感じたが、社会人でもう1年という気持ちが強かった。2週間ぐらい前に安藤監督から熊本行きのチケットをもらって、阿蘇の大自然の中で原点に戻って決めた。巨人入りをこだわる理由? 小さいころから好きだったので。
 ▼ロッテ・山下徳人スカウトの話 交渉はこれで打ち切りになると思うが、1月31日まで門戸を開いて待っていると伝えた。条件面は変えていない。それ以上の条件はない。
 ▼ホンダ・安藤強監督の話 巨人が夢であることとホンダでやり残したことがある。2年前の4巡目指名から(評価は)アップしているのに、自由枠制度がなかったのは長野には不運だった。日本ハムを断ってホンダに入ってきたので、道筋を付けてあげないといけない。また鍛えて来年のドラフトでは1位で送り出したい。

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2008年12月5日のニュース