田沢「雲の上の人」と同僚に 3億円でレ軍入り

[ 2008年12月5日 07:19 ]

レッドソックス入団会見でユニホームを手に笑顔の田沢(右)左はエプスタインGM

 米大リーグ、レッドソックスは4日、ボストン市内の本拠地球場フェンウェイ・パークで日本のアマチュア球界を代表する本格派右腕、田沢純一投手(22)=新日本石油ENEOS=の入団を発表した。大リーグでのベンチ入りが可能となるメジャー契約で期間は3年。AP通信などによると、契約総額は330万ドル(約3億700万円)。

 アマ野球のトップクラスの選手が、日本のプロ野球を経ずに大リーグとメジャー契約を結んだのは初めて。レッドソックスはヤンキースと並ぶ人気球団で松坂大輔、岡島秀樹の両投手が所属している。

 田沢投手は入団会見で「最初から評価してもらえたので、レッドソックスに決めた。素直に、高いレベルに挑戦したかった」と語った。

 田沢投手は神奈川県の横浜商大高出身。150キロを超える直球を武器に、ことし夏の都市対抗大会優勝に貢献した。九月に大リーグ挑戦を表明。具体的な条件を提示した4球団のうちから、交渉相手をレッドソックスに絞っていた。

 ▼田沢純一投手の話 やっと正式に(サイン)できてうれしい。レッドソックスは最初からよく評価してもらえた。日本人選手も、日本人スタッフもいて心強く思えたので、ここに決めた。(松坂は)雲の上の存在。少しでも学びたい。
(共同)

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2008年12月5日のニュース