東大医学部・福井が神宮デビュー

[ 2008年11月5日 06:00 ]

 東京六大学野球リーグ秋季新人戦第1日は4日、神宮球場で1回戦2試合が行われ法大と明大が準決勝進出を決めた。東大は法大に敗れたが、昨年20年ぶりに医学部から入部した3選手のうちの1人、福井大和投手(2年)が神宮デビューを飾った。5日の準決勝は明大―早大、立大―法大で行われる。

 東大医学部の2年生右腕・福井が5回途中から登板。法大・成田にこの回2本目となる3ランを浴びたが「気持ち良かった」と振り返った。幼少時に体が弱かったこともあり医師の道へ。灘高では故障でサッカー部に在籍も、神宮でのプレーを夢見て現役合格を果たした。昨年入部した医学部生3人の中では最後のデビューとなったが「こんな良い舞台で野球ができるのはうれしい」と目を輝かせていた。

 <明大 「野村に負けない!」中村好救援>関西(岡山)出身の1年生右腕・中村が1点リードの8回途中から登板し、1安打に抑える好救援を見せた。「春は準優勝で悔しい思いをした。秋こそはと思った」と胸を張った。今秋にリーグ44年ぶりの防御率0・00をマークした同級生の野村とは中学時代に同じチームでプレー。その野村から「頑張ってこい」と託されたアンダーシャツを身につけての快投。「野村に負けないように優勝したい」と意気込んでいた。

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2008年11月5日のニュース