ダル雄叫び12K13勝!ハム3位に浮上

[ 2008年9月9日 21:19 ]

7回、西武2死二塁、中村(右)を空振り三振に仕留め、ガッツポーズのダルビッシュ

 【日4―1西】日本ハムのダルビッシュが8回を12奪三振、1失点で13勝目。威力十分の直球と無四球の制球が光り、2回に中村にソロを浴びた以外は2安打だけ。打線は5回に稲葉の適時打で同点、高橋の3ランで勝ち越し。西武の石井一は9敗目。

 ≪鬼門で3位タイに浮上≫楽々と今季最多の12三振を奪い、13勝目を挙げた。日本ハムのダルビッシュは8回を104球で3安打1失点。貫禄の投球だった。防御率は1点台で、170奪三振はリーグトップだが「(個人記録は)どうでもいい。きょうみたいに終わって、勝っていればいい」と喜んだ。
 「北京五輪に行く前はストライクを取るのも四苦八苦していたが、楽な投球ができるようになった」。日本代表メンバーのソフトバンク・和田らに股関節の使い方などの助言を受け、忘れていた感覚を取り戻した。
 球の切れと制球を重視した投球。バットに空を切らせ、四死球も0。4―1の7回1死二塁から、石井義と先制ソロを許した中村を連続三振に仕留めて「意地を見せないと」と胸を張った。
 ナインの呪縛も解いた。今季7敗1分けだった西武ドームで初勝利。この1勝でチームは3位タイに浮上した。エースは「西武は楽に戦っているが、こっちは切羽詰まっている。何としても勝たないと、と思っていた」とすがすがしい表情だった。

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2008年9月9日のニュース