ヒット11本打たれても岩隈8回1失点18勝

[ 2008年9月9日 21:16 ]

ソフトバンクを破りナインを迎える、18勝目の岩隈(左)と野村監督(右)

 【楽3―1ソ】楽天の岩隈が8回1失点で18勝目。無四球と制球が安定し、11安打されたが、大崩れしなかった。打線は4回に5連打で3点。グウィンが2セーブ目を挙げた。ソフトバンクは4連敗で5位に転落。再三の好機で岩隈に力負けした。

 ≪4年ぶり最多勝グイッ≫11本という被安打の数ほど、打たれた印象はない。「粘り強く、落ち着いて投げられた」と言う楽天の岩隈が、4年ぶりの最多勝を確実にする18勝目を挙げた。
 「しっかり腕が振れた。真っすぐが走っていたし、フォークも落ちた」との言葉通り、投球の質は高かった。安打の大半はバットの芯を外した打球。勝負どころでは打者を圧倒した。
 4回に連打で1死二、三塁とされたが、続く大村、高谷を連続三振に。8回2死一、三塁も大村を投ゴロに打ち取って切り抜けた。無四球と、余分な走者を出さなかったことも大きかった。
 今季の先発はあと3度になりそう。野村監督は「20勝は投手の勲章。何とかあと二つ勝ってほしい」と、大台到達へ向けてエールを送った。

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2008年9月9日のニュース