三浦 今季初完投で3勝目!

[ 2008年7月28日 21:25 ]

中日戦に先発した横浜・三浦

 【横9-3中】横浜が快勝した。3回に仁志、内川の連続適時打などで3点を先制。5回には内川の適時二塁打、吉村の犠飛で2点を加え、終盤にも加点した。三浦は3失点で今季初完投し、5月9日以来の3勝目。中日は投打に元気がなかった。

 一度の好投で復活という言葉を使うのは、エースには逆に失礼にあたるだろう。

 右肩の故障が癒えてから、2度目の登板となった横浜の三浦が5月9日以来の3勝目を手にした。しかも、141球を投げ抜いて約1年ぶりの完投勝利。「最後は意地じゃないけど、無理を言っていかせてもらった」。チームが低迷する中、戦列を離れていた後ろめたさが、最後まで体をマウンドに向かわせた。

 球速は140キロに満たないが、シュートとスライダーに本来の切れと制球が戻った。打線の大量援護も投球に余裕を生んだ。終盤はさすがに疲れ、7―9回に続けて失点したことに「明日もあるのに、打たれてはいけない打者に打たれた」。反省も忘れなかった。

 開幕直前に痛めた右肩の張りが再発し、6月4日に出場登録を外れた。長年の“勤続疲労”が原因とみられ、復帰までに予想以上の時間を要した。球宴期間中の休みがあるとはいえ、この完投が今後にどういう影響をもたらすか――。8月に先発の柱に戻った時こそ、真のエース復活だ。

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2008年7月28日のニュース