タイブレーク撤回は困難 星野監督も受け入れへ

[ 2008年7月28日 19:15 ]

 全日本アマチュア野球連盟の鈴木義信副会長は28日、国際野球連盟(IBAF)が延長11回以降は無死一、二塁の状況から攻撃を開始するタイブレーク制を北京五輪で導入すると発表したことについて、導入を撤回させることが厳しいとの見通しを明らかにした。

 鈴木副会長は「(28日に)正式に文書で抗議した。再考するように最後まで抗議していくが、覆すのは正直難しい」と状況を説明した。

 また日本代表の星野仙一監督は、反対する姿勢は変わらないものの「決まったことは仕方がない。気持ちを切り替えつつある。(回の)表と裏でどういう戦いをするか考えていかないと」と受け入れる意向を示唆した。

 全日本アマ連盟はIBAFに対し、ルール変更決定までの経過が不鮮明であることなどに関する抗議文を27日に電子メールで送信。星野監督も強い不満を示していた。

 また、鈴木副会長は4月のIBAFの執行委員会で、時間短縮案を求められた全日本アマ連盟の松田昌士会長が社会人野球で実施しているタイブレーク制を紹介していたことも明らかにした。

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2008年7月28日のニュース