イチロー“初登板”ならず 捕手が負け投手に

[ 2008年7月7日 11:31 ]

タイガース戦の9回、二塁でリードをとるイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は6日、シアトルで行われたタイガースに「1番・右翼」で出場、6打数1安打だった。内容は中飛、遊直、三ゴロ、遊撃内野安打、二ゴロ、四球、左飛。打率は3割2厘。

 城島健司捕手は「7番」で出場、3打数無安打だった。内容は左飛、二飛、二ゴロ失策。8回に代走を送られ退いた。打率は2割2分。チームは延長15回、1―2で敗れた。

 ≪初登板ならず≫延長15回、登板可能な救援投手陣が底をついたマリナーズは、控え捕手のバークを7番手としてマウンドに送った。結果は二塁打と犠飛による1失点で敗戦投手。リグルマン監督は三塁手ベルトレやイチローら数人から「自分が投げてもいい」と申し出があったことを明かし、「バークにはマイナーでの登板経験がある」と苦肉の策を説明した。
 日本の球宴で登板したことがあるイチローは「僕の(大リーグ)初登板を逃したゲーム。でも監督としては難しかったはず」と苦笑い。城島は「これが大リーグ。思い出になる試合だった」と感心する一方で、「けがが怖いという理由でイチローさんに投げさせないのに、なんでバークなの?」と笑顔で突っ込みを入れていた。(共同)

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2008年7月7日のニュース