松井秀適時打直後に劇的サヨナラ弾

[ 2008年6月7日 06:00 ]

ブルージェイズ戦の9回、ジアンビの代打逆転サヨナラ本塁打で喜ぶヤンキースの走者松井秀(右)と、肩を落とす相手野手

 【ヤンキース9-8ブルージェイズ】ヤンキース・松井のバットが劇的な幕切れを呼んだ。ドラマは2点を追う9回2死無走者から。安打で出塁したロドリゲスを二塁に置いて、松井が「追い込まれて厳しい場面だけど、打席ではいつもと一緒」とライアンの外角直球を中前へ運ぶ3試合連続の適時打。続く代打ジアンビが右翼3階席へ逆転サヨナラ2ランを放った。

 「これぞ野球の面白さという感じでしたね」。一塁走者の松井は打球の方向を確認し、誰よりも早く両拳を突き上げて喜びを爆発させた。
 この日のニューヨーク地元紙にはチェンバレンの先発転向について、デーモンが首脳陣批判したという内容の記事が掲載された。重いムードの中で始まった試合で松井も4打席目までブレーキ。最後に勝負強さを発揮した。連続無三振は58打席で止まり、打率もリーグ2位に後退したが「最高にうれしい」と勝利の味をかみしめた。

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2008年6月7日のニュース