ボンズ側、罪状認否で再び無罪主張

[ 2008年6月7日 09:03 ]

 薬物使用に関する偽証罪などに問われている米大リーグ本塁打記録保持者のバリー・ボンズ被告(43)の再起訴に伴う罪状認否が6日、サンフランシスコ連邦地裁で行われ、米メディアによると、被告側はあらためて無罪を主張した。

 ボンズ被告はバルコ社の薬物提供事件に絡む2003年の連邦大陪審証言で、個人トレーナーから提供されたステロイドの使用について、虚偽の陳述をしたとして昨年11月に起訴されたが、同12月の罪状認否で無罪を主張していた。
 その後、連邦地裁が検察側に起訴状記載の罪状を整理するよう要求。ボンズ被告はことし5月、起訴事実の内容を変えずに起訴し直されていた。
 AP通信によると、6日の法廷でボンズ被告は発言せず、弁護人が無罪を主張した。再起訴などの手続きにより裁判の長期化は避けられず、正式公判の開始は来年3月2日に設定された。
 ボンズ被告はジャイアンツに在籍した昨季、通算最多本塁打記録を更新し、762本まで伸ばした。今季はどの球団にも所属していない。(共同)

続きを表示

2008年6月7日のニュース