松井秀棚ボタ、オルティス故障で球宴濃厚

[ 2008年6月4日 06:00 ]

ツインズ戦の1回、左前打を放つヤンキースの松井秀

 【ヤンキース5―6ツインズ】4年ぶりのオールスター(7月15日)出場を目指すヤンキース・松井秀に追い風が吹いた。2日に発表された球宴ファン投票第2回中間結果でDH部門2位につけたが、同1位のオルティス(レッドソックス)が左手首痛で故障者リスト入りし、前半戦の復帰は絶望的。ファン投票で選ばれても辞退は確実で、松井の出場の可能性が膨らんだ。

 この日のツインズ戦では初回に10打席ぶりの安打となる左前打を放ったが、1点を追う9回無死一塁では、守護神ネーサンに「ツーシームを引っかけさせられた」と注文通りの二ゴロ併殺に倒れた。打率を・328に下げ、5日間守ったリーグ首位から2位に転落した。それでもア・リーグのDHの中で打率は、レイズのフロイド(・281)を大きく引き離してトップ。球宴はファン投票1位の選手が先発するが、このまま2位をキープすれば“繰り上げスタメン”の夢も広がる。
 逆転負けに「もったいない試合だった」と厳しい表情で本拠地へ戻った松井。3日からは今季打率・383と得意のホーム7連戦。球宴出場への追い風を受け、打率トップ返り咲きを目指す。

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2008年6月4日のニュース