選手会 トレード期間1カ月延長認める

[ 2008年6月4日 06:00 ]

 労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(37=ヤクルト)は3日、日本プロ野球組織(NPB)から申し入れのあった移籍可能期間の1カ月延長をのむ姿勢を示した。現在交渉中のフリーエージェント(FA)資格取得期間短縮などの新制度とリンクさせる形で「自分で決めました。もらえるものはもらって、譲れるものは譲っていかないと…」と語った。

 NPBからは、今年入団する選手について現行9年のFA取得条件を国内移籍に限り大学・社会人は7年、高校生は8年に短縮する新制度案と同時に、移籍可能期限を現行6月30日から7月31日とする変更案を了承するよう求められていた。当初は拒否姿勢を示していたが「移籍のチャンスをもらえる方がいい」とする2軍選手の声を聞いて受け入れる方向に傾いた。今月末に行われるNPBとの協議で了承する予定で、今年から7月31日まで移籍が可能となる。

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2008年6月4日のニュース