打線爆発 大石オリックス初勝利

[ 2008年5月26日 06:00 ]

<横浜・オリックス>監督代行で初勝利の大石監督代行は笑顔でナインを出迎え

 【オリックス10―3横浜】オリックスの加藤が横浜・仁志を三振に仕留めると、大石監督代行はナインと勢いよくハイタッチを交わした。コリンズ前監督の辞任で23日から急きょ指揮を執ることになって3戦目。「ようやく勝てた。2日間でしたけど長いと思っていた。ホッとしてます」。横浜との“最下位対決”を制し、連敗も3で止めた。

 自らの代打起用が流れを呼び込んだ。1点を追う7回1死二塁。「フリー打撃でいい当たりをしていたからね」と実績のある浜中も控えていたが、一輝を打席に送った。采配は的中し右中間フェンス直撃の同点二塁打。これで打線に火が付き、計5長短打で一挙6点。8回にも3点を加えるなど今季チーム最多の18安打10得点と爆発した。
 電撃的な指揮官交代。不安を抱え始動したように見える新体制だが、ローズは「コリンズ監督は怖かった。雰囲気が明るくなった」と言えば、2安打2打点の北川も「コミュニケーションが取りやすくなった。“大石さんに早く1勝を”という気持ちはあった」と表情は明るい。
 観戦に訪れた宮内オーナーも「いい1勝。きょうみたいなチームは強い」とご満悦だ。その横で大石監督代行は「一丸となって1つ1つ戦っていく」と一体感を強調しながら巻き返しを誓った。

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2008年5月26日のニュース