マー君4勝目、ハムの連勝止めた!

[ 2008年5月4日 16:55 ]

日本ハム戦に先発し、9回途中まで6安打1失点で4勝目を挙げた楽天・田中

 【日1―7楽】楽天の田中が4勝目。2試合連続完封は逃したが、9回途中まで6安打1失点と踏ん張った。打線は3回に山崎武の適時二塁打で先制。4回は高須の2点二塁打、8回にも4点を加え、連敗を3で止めた。日本ハムは6連勝ならず。

 ≪「北海道」ですから≫ビジターでの連敗で貯金を失って迎えた3連戦最後の試合。楽天の嫌な流れを、田中が断ち切った。9回途中まで6安打1失点。駒大苫小牧高時代を過ごした北海道での初勝利に「(敵地だが)地元と思っていた。北海道で投げるのはうれしい」と声を弾ませた。
 日本ハムとは2週続けての対戦。「ここ最近では納得のいく球」と振り返ったように、完封勝利を挙げた前回より状態は良く、打者が速球をとらえきれずファウルになる場面が目立った。投手優位のカウントになれば、多彩な変化球がより効果的となる。6回まではピンチらしいピンチはなく、7回1死一、二塁も併殺で切り抜けた。
 9回1死から失点して降板、両リーグトップとなる4度目の完投、3度目の完封は逃した。「気分的には負け投手ですよ」と悔しさをにじませながらベンチに戻ったが、それまでの内容は申し分なし。野村監督は「ゆっくり見ていられた。ほぼ完ぺき」と絶賛した。
 「流れが良くなかったので、何とか止めたかった」と田中。昨季から続いた札幌ドームでのチームの連敗は8で止まり、再び貯金1となって仙台に帰る。二重にも三重にも意義のある好投だった。

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2008年5月4日のニュース