サーパス清原603日ぶり復活タイムリー

[ 2008年5月4日 06:00 ]

1回裏、サーパス1死満塁、清原は二ゴロに倒れるも三塁走者・小瀬(左)が還り、先制点

 【サーパス10―2阪神】昨年7月の左ひざ手術からの復活を目指すオリックスの清原和博内野手(40)が3日、ウエスタン・阪神戦(北神戸)に5番・指名打者で出場。06年9月8日以来、603日ぶりの実戦で2打数1安打2打点と活躍し、開場以来最多5621人の観衆を魅了した。

 「(手術後)1カ月寝たきり、自力歩行まで5カ月かかった。よくここまで来られたなと思います」。第1打席は初回1死満塁から一、二塁間への鋭いゴロ。二塁手の好捕に阻まれたが、先制打点を挙げた。2回無死一、三塁の好機では中前に運ぶ適時打。その後、二塁に進み、一輝の右邪飛でタッチアップから全力疾走で三塁を奪った。4回に四球を選んだところで代走を告げられると、大きな拍手が送られた。
 ただ、今回の出場はリハビリテーションの一環という位置付け。「ピッチャーの球も速く見えたし、距離感もつかめない。高校からプロに入った時よりは衝撃は大きい」と胸の内を明かした。
 4月に神戸市内で前パイレーツの桑田氏と会食し、引退報告を受けた。「自分も彼のように“燃え尽きた”と思えるよう、しっかりリハビリしたい」。今後も左ひざの状態を見ながら実戦出場の可否を判断するが、復活への確かな一歩を記した。

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2008年5月4日のニュース