イチロー　４月は不完全燃焼スタート

　【マリナーズ３－８インディアンス】マリナーズのイチローは、インディアンス戦で４打数無安打。４月を打率・２５２で終えた。メジャー８年目で０３年の・２４３に次ぐワースト２位の数字に「感覚的に言うとあと４、５本は欲しかったかなという感じ。３０のギリギリのラインはクリアしてるかな。単なる結果として５本足りなかった」。それでも現時点でやるべきことは「やったつもり」と迷いはない。あと１８５本で張本勲（本紙評論家）の３０８５安打の日本記録に到達する。スロースタートを心配する周囲の声にも「それは僕が言うことじゃない。そうやって楽しんでもらえたらいい」と余裕の表情であしらった。

　≪不振の城島“強制休養”≫打撃不振の城島は３打数無安打。打率・１７７はレギュラー陣最低で、本塁打０も１人だけだ。試合後、監督室に呼ばれると２試合の先発落ちを告げられた。マクラーレン監督は「打撃の調子が非常に悪く、それが配球にまで影響している」と説明。城島は「試合中、自分の横にいてくれと言われた。一つの試練だと思って、どんと受け止めますよ。これくらいでヘナヘナしていたらアメリカには来ていない」と気丈に話した。