連発同点!アスレチックス 巨人倒す

[ 2008年3月22日 22:21 ]

4回、アスレチックスのクロスビー(左)に本塁打を浴びた巨人・野間口

 米大リーグの開幕戦を日本で迎えるアスレチックスと巨人のオープン戦が22日、レッドソックス―阪神戦の後に東京ドームで行われ、アスレチックスが4―3で巨人を下した。

 2点をリードされたアスレチックスは、クロスビー、ハナハンの連続本塁打で同点とし、9回に突き放した。
 23日も相手を変えてオープン戦が行われ、25、26日にはレッドソックス―アスレチックスの開幕シリーズが東京ドームで開催される。

 ▼アスレチックス・ゲレン監督の話 監督として9回2死走者なしからの2打点はうれしい。選手は大きな自信になった。巨人の投手陣はすべて良かったが、特に上原は素晴らしい球を投げていた。
 ▼巨人・原監督の話 選手には互角に戦おうと言って臨んだ。意義も内容もある試合だった。上原はいい形でペナントレースに入れると思う。

 ≪上原「楽しく」2回28球無失点≫巨人の上原にとって開幕前の最終登板は、手応え十分の28球となった。
 アスレチックス戦に先発し、2回を2安打無失点で2奪三振。国際経験が豊富な右腕は「楽しく投げることができた」と大リーグ球団が相手でも落ち着き払っていた。
 1回を3者凡退に打ち取ると、2回は不運な安打もあり無死一、二塁となった。だが、課題の変化球でピンチを切り抜けた。クロスビーはシュートを詰まらせて併殺打に打ち取り、2死二塁でハナハンからはフォークボールで三振を奪った。
 上原はこの場面を振り返り「理想的だった。シーズン中もああできればいい」と胸を張った。今季は「自分本来の場所」という先発に復帰する。長い回を見据えてシュートやカットボールの習得に取り組み、大リーグ相手にも通用したことを喜んだ。
 「開幕まで1週間。気を付けて過ごしたい」。10年目のシーズンへ向け、エースは準備が整った。

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2008年3月22日のニュース