開幕ローテへ　増渕１５０キロアピール

＜横浜・ヤクルト＞ヤクルト先発の増渕は、４回を投げ１失点

　【ヤクルト４―５横浜】開幕ローテーション入りを狙うヤクルトの２年目右腕、増渕が必死のアピールだ。今年自己最速の１５０キロを記録するなど４回を４安打１失点。「２回まではダメだったけど開き直った。由規が（初登板で）１５４キロを出して何か目覚めました。まだ出る。１５３、４キロくらいは」と好感触と、１歳下の弟分へのライバル心をのぞかせた。

　石川、リオス、館山、村中、加藤の先発枠入りがほぼ当確。残り１枠を高井、由規、松岡らと争うハードルは低くない。高田監督は「意味のない四球を注意しないと」と課題を指摘した。女手１つで育ててくれた元ヤクルトレディーの母・洋子さん（４０）を「シーズンまでは試合に呼ばない。それまでにしっかりやらないと」と決意を固める２年目右腕。チームの“孝行息子”になるためにも、競争を勝ち抜く。