新井 打撃は○も一塁守備が×

[ 2008年3月3日 06:00 ]

<阪神・オリックス>4回無死、新井は右中間二塁打を放つ

 【阪神3―0オリックス】阪神・新井が移籍後初のマルチ安打をマークした。2回に右前打を放つと、4回は中堅手の頭上を越えて、ワンバウンドでフェンスに到達する二塁打。続く桜井の三塁打で決勝のホームを踏んだ。岡田監督も「新井らしい当たりやったな」とうなったが、当の本人は初長打にも「まあまあです。今からでしょう」と素っ気なく答えた。

 浮かない顔の理由は一塁の守備。2回はカブレラの「正面に入っていればいい打球」を逆シングルではじき(記録は右前打)4回は鳥谷の送球をそらした。「ベースに固執しすぎて、走者がどこにいるか分かっていなかった。ジャンプしたら捕れた。状況判断ができていない」と次から次へと反省の言葉が口を突いた。心配無用の打撃とは対照的に、一塁手の動きに慣れるには、もう少し時間がかかりそうだ。

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2008年3月3日のニュース