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ボッチャ日本 銀!世界1位・タイに及ばずも…初メダル獲得

[ 2016年9月13日 09:20 ]

ボッチャ混合団体BC1-2(脳性まひなど)決勝、銀メダルを獲得し笑顔を見せる(前列左から)広瀬、杉村、木谷、藤井

リオ・パラリンピック第6日 ボッチャ・チーム(脳性まひ)決勝  日本4―9タイ

(9月12日)
 リオデジャネイロ・パラリンピック第6日が12日(日本時間13日)に行われ、ボッチャのチーム(脳性まひ)決勝で、世界ランキング7位の日本は同1位で前回優勝の強豪・タイに4―9で敗れた。今大会1号となる金メダルはかなわなかった。

 第1エンドは1―0で先行するも、第2エンドは0―2で逆転を許した。その後も0―4、0―2、0―1と圧倒されたが、最終エンドは3―0で奪い意地を見せた。

 初出場の08年北京大会は1次リーグ敗退し、12年ロンドン大会は準々決勝でポルトガルに2―10で完敗し7位に終わった日本。今大会は、1次リーグB組を英国(世界ランキング2位)から金星を挙げるなど首位で突破。準々決勝では中国(同8位)と対戦し、5―5と接戦の末タイブレークで勝利。準決勝は8―5でポルトガル(同5位)を下し、この競技では初となる悲願のメダルを確定させていた。

 ボッチャは運動機能に重い障害がある人のために考案されたボール競技で、的となるジャック(白い目標球)に向かって赤、青6個ずつのボールを投げ合い、いかに近づけられるかを競う。カーリングに似ていることから“地上のカーリング”とも呼ばれている。

 ▼杉村英孝の話 銀メダルは重みを感じる。決勝でタイと戦えて誇りに思う。負けてしまったけど、これまでやってきたことを全てチームとして出しきれた。

 ▼広瀬隆喜の話 みんなで力を出し切った結果。ボッチャの魅力を伝えられたと思う。銀メダルの感触はとにかく重い。こんな重いメダルは初めて。

 ▼藤井友里子の話 最後の最後まで諦めない戦いができたと思う。自分も粘り強く、いいプレーができた。まだ上がある。次は金メダルを取りたい。

 ▼木谷隆行の話 北京の悔しさがある分、うれしい。出場機会は少なかったが、声を出して一緒にプレーしていた。3人の選手に感謝したい。最高の仲間だった。

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