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ブラジル連邦警察 リオ五輪期間中テロ計画で10人を拘束

[ 2016年7月22日 05:30 ]

 ブラジル連邦警察は21日、リオデジャネイロ五輪期間中のテロを計画していたとして、10人を拘束したと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)への忠誠を誓っている者も含まれているという。

 AP通信によると、容疑者らは南部サンパウロ州などで拘束された。当局は既に拘束した10人に加え、2人の容疑者を追っている。12人はいずれもブラジル人で、うち1人は未成年という。モラエス法相は「(容疑者らは)全くの素人で、攻撃を実行するには準備不足だった」と述べた。

 欧州などでイスラム過激派のテロが相次ぐ中、8月5日の五輪開幕を前に治安当局は警戒を強めている。

 10人はスマートフォンの通信アプリで銃の購入などについて話し合っていたという。五輪期間中にゲリラ戦を行うことを検討していたとの情報もある。

 ブラジルでは、ISの指導者バグダディ容疑者に忠誠を誓う、「アンサール・ヒラーファ・ブラジル」を名乗る組織の存在が確認されたと、地元メディアが報じたばかり。

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2016年7月22日のニュース