中国ドーピング筆記テスト　基準以下渡航認めず　コーチや医師らも

　中国の国家体育総局の高志丹副局長は２１日、リオデジャネイロ五輪に参加する同国選手団７１１人にドーピングに関する筆記テストを課し、１００点満点中８０点以上取らなければ、リオデジャネイロへの渡航を認めないことを明らかにした。

　ロシアによる国ぐるみの不正にスポーツ界が揺れる中、五輪開幕前に厳しい姿勢を示すのが狙いで、高副局長は「断固としてドーピングに反対する」と述べた。選手だけでなく同行するコーチや医師も対象で、禁止薬物を使用しないとする誓約書への署名も求める。