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五輪セーリング会場など…リオの水から耐性菌を発見

[ 2016年6月12日 05:30 ]

 リオデジャネイロ五輪のセーリングやトライアスロンなどの会場で懸念が出ている水質問題で、ロイター通信は10日、五輪会場の一昨年までの検体による調査で抗生剤に反応しない耐性菌が発見されたと報じた。

 共同電によると、リオデジャネイロ州立大教授の調査では、セーリング会場のグワナバラ湾の検体の9割と、トライアスロンと水泳のオープンウオーターの会場となるコパカバーナ海岸の検体の1割から耐性菌を検出。胃腸感染症や髄膜炎などの原因となり、患者の約半数が死に至るとの研究もある。水質汚染の主要因は生活排水。リオでは昨年以降に複数の下水処理場が整備され、大会組織委員会の環境保護担当責任者は「水質は改善した」としている。

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2016年6月12日のニュース