五輪エンブレムB案1番人気、D案小差2位 25日最終審査
2020年東京五輪・パラリンピックの新たな大会公式エンブレムが25日、最終候補4作品から選ばれる。共同通信のアンケートやネット検索大手ヤフーの意識調査では「輪」をデザインしたB案が1番人気で、「朝顔」をイメージしたD案が小差の2位。大会組織委員会は国民の意見を参考にする方針を示しており、この2作品が選考の軸になりそうだ。
組織委が実施した意見募集では、インターネットとはがきで計4万1516件が寄せられた。エンブレム委員会の最終審査では、集まった意見を参考に21人の委員が議論した上で投票し、「市松模様」が特徴的なA案、「風神・雷神」をモチーフにしたC案を含む4作品から過半数を得た作品を選出。理事会の承認を得て午後に発表する。
昨年7月に発表された佐野研二郎氏デザインの作品は盗用疑惑が拡大し、9月に前代未聞の白紙撤回となった。選考が閉鎖的だったと批判されたことから、今回は公募で1万4599作品を集め、最終決定前に候補作品を公開する異例の手続きを取った。
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