沙羅 第5戦は3位…開幕5連勝ならず、単独最多勝もお預け
ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は4日、ロシア・チャイコフスキーで個人第5戦(HS106メートル、K点95メートル)が行われ、高梨沙羅(17=クラレ)は1回目に98・5メートル、2回目も98・5メートル、合計243・1点で3位に終わった。開幕からの連勝は4でストップ。女子W杯の単独最多勝記録更新は持ち越しとなった。ロシアのイリーナ・アブバクモワ(22)がW杯初優勝。
開幕5連勝、そして最多勝記録となる通算14勝目を狙った高梨だったが、この日は飛距離を伸ばすことはできなかった。1回目は98・5メートルの120・5点で6位と出遅れると、逆転を狙った2回目も98・5メートルにとどまった。試合前の練習ではライバルを大きく引き離す103メートルを飛んでいただけに、悔しい結果となった。
高梨は前日に同地で行われたW杯第4戦で1回目に99メートル、2回目に96・5メートルを飛び、合計232・6点で優勝。サラ・ヘンドリクソン(米国)と並ぶ通算13勝を挙げ、最多記録タイとしていた。
渡瀬あゆみ(アインファーマシーズ)は25位、山田優梨菜(長野・白馬高)は27位だった。
1回目に吉泉賀子(日本空調)は32位、岩渕香里(松本大)は38位、茂野美咲(CHINTAI)は39位で2回目に進めなかった。
▽高梨沙羅の話 ジャンプのタイミングが合わないことが課題。この先、直していかなければならない。(ソチ五輪まで)まだ期間がある。今回出た課題をしっかり改善していこうと思う。
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