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給料未配「故郷に帰れない」 ソチ五輪関連の労働者

[ 2013年12月30日 05:30 ]

 来年2月の冬季五輪に向けてロシア・ソチで五輪関連の建設に従事した出稼ぎ労働者の男性ら10数人が28日、今月支給されるはずだった給料をもらえず「新年も故郷に帰れない」などと窮状を訴えた。

 給料未配が発生しているのは、モスクワに本社がある建設会社。五輪公園近くでガス管の敷設に従事した労働者ら約60人分の11、12月分の給料約250万ルーブル(約805万円)が今月15日の支給日に支払われなかった。

 会社側は「給与のための資金がない」などと説明、社長とは連絡が取れないという。南部ロストフナドヌー出身のセルゲイ・モルガチョフさん(30)は共同通信の取材に「お金がないので、給料がもらえるまでソチに残るしかない」と話した。

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2013年12月30日のニュース