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高木姉妹、五輪“黄信号”…姉・菜那4位、妹・美帆5位

[ 2013年12月28日 05:30 ]

女子1500メートルで4位にガックリの高木菜那

スピードスケート ソチ五輪代表選考会第1日 女子1500メートル

(12月27日 長野市エムウエーブ)
 高木姉妹の五輪出場に黄信号がともった。2大会連続出場を狙う高木美帆は1分59秒93で5位。得意種目で痛恨の結果に終わった。

 今季は10月の全日本距離別選手権でも6位に沈み、W杯前半戦のメンバーからも漏れた。今大会は表彰台が求められる立場だったが、序盤からタイムが伸びず「距離別よりはよかったけど滑りが軽かった」と不振を拭いきれなかった。代表入りには1000メートルと3000メートルでの巻き返しが必須で「まだ2日残っているので思い切り滑るしかない」と懸命に前を向いた。

 姉の菜那(21=日本電産サンキョー)も選考会の緊張感にのまれた。同走の押切に競り負けて0秒03差の4位。「700メートルで足に(疲れが)きた。いつもはそんなことないのに」と力を出し切れなかった。W杯の団体追い抜きでは五輪出場枠獲得に貢献したが、その実績が考慮されたとしても楽観はできない。姉妹同時どころか姉妹共倒れの最悪のシナリオもよぎる展開に「後悔が残らないレースをしたい」と妹と同じ残り2レースに全力を注ぐ。

 【女子】 ▽1500メートル (1)田畑真紀(ダイチ)1分59秒05(2)菊池(富士急)1分59秒39(3)押切(富士急)1分59秒64(4)高木菜(日本電産サンキョー)1分59秒67(5)高木美(日体大)1分59秒93(6)小平(相沢病院)2分0秒42

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