中村　Ｖも派遣標準満たせず…２位近藤が代表切符ゲット

男子１５００メートルで（左から）２位の近藤、１位の中村、３位の大和田

スピードスケート　ソチ五輪代表選考会第１日

（12月27日 長野市エムウエーブ）
　男子１５００メートルは中村奨太（ロジネットジャパン）が１分４９秒０２で制したが、五輪派遣標準の１分４８秒５０に届かず、既に派遣標準をクリアし２位に入った近藤太郎（専大）が代表入りを確実にした。

　レース後、中村は「タイムを出して優勝するのが目標だった」と泣き崩れた。近藤は力みから何度かバランスを崩したがこらえ、最後の直線では歯を食いしばる力走。それでも優勝を逃し「正直悔しい思いしかない」と複雑な表情だった。中村は北海道・駒大苫小牧高の１年先輩。レース後は「頑張ってこい」と声を掛けられ「五輪では一番いいレースができるようにイメージして練習したい」と抱負を語った。

　【男子】　▽１５００メートル　（１）中村奨太（ロジネットジャパン）１分４９秒０２（２）近藤（専大）１分４９秒２７（３）大和田（北翔大）１分４９秒３９（４）小田（早大）１分４９秒６７（５）今野（開西病院）１分４９秒７７（６）阿部（クレアシオン）１分５０秒００