天皇、皇后両陛下　五輪決定で猪瀬知事に祝意　

　天皇、皇后両陛下は１３日、東京都江東区の東京辰巳国際水泳場を訪れ、国体の競泳を観戦された。大会関係者として出迎えた東京都の猪瀬直樹知事によると、天皇陛下から「２０２０年が楽しみになりますね。だいぶお疲れになられたでしょう」と東京五輪の開催決定に対するお祝いと、招致活動をねぎらう言葉があったという。

　猪瀬知事は両陛下に「（国際オリンピック委員会総会での）高円宮妃久子さまのプレゼンはとても素晴らしかった」と伝えた。

　水泳は２８日の国体開会式に先立って実施された。東京都調布市の味の素スタジアムで行われる開会式には、両陛下も出席する予定。

　両陛下は日本水泳連盟の鈴木大地会長の解説を聞きながら観戦。水泳世界選手権で銀メダルを獲得した萩野公介選手が４００メートル自由形で優勝すると、盛んに拍手を送った。