猪瀬知事、五輪めぐり 皇室への表敬は当然
東京都の猪瀬直樹知事は8日の記者会見で、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会が皇太子さまを表敬訪問したことについて「開催支持率が70%を超えた時に、もし皇室が不在であれば欠席と思われる。ごく普通に、当たり前に存在していることが大事だ」と話し、今回の五輪招致に皇室が関わるのは当然との認識を強調した。
さらに「国賓に値するお客さまが(皇室を)表敬訪問することは今まであった。IOCの会長も以前、天皇皇后両陛下にお会いしており、今回の表敬はごく当たり前のことだ」と述べた。
一方、知事は高円宮妃久子さまが同席した6日の首相主催の夕食会に関し、当日に誕生日を迎えた評価委メンバーがいたため「ハッピーバースデー」を歌って祝ったとのエピソードを明かした。
宮内庁の山本信一郎次長は「(五輪招致など)行政的な活動に関与することは、皇室の在り方として慎重であるべきだ」との考えを示している。
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