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金メダリスト村田 引退…長期休養宣言、留学も視野

[ 2012年8月26日 17:22 ]

ボクシングの国体近畿ブロック大会の試合前、サインの求めに応じる村田諒太選手

 ロンドン五輪のボクシングで日本選手として48年ぶりに金メダルに輝いた村田諒太選手(26)=東洋大職=が26日、和歌山県立体育館で行われた国体近畿ブロック大会に出場後「ボクシングはこれで一区切りと思っている。基本的に続けようと思わない」と述べ、現役引退も視野に入れながら長期休養する意向を明らかにした。

 2008年に一度引退しながら現役に復帰した経緯があり「僕はやめて戻ってきた人間だから、また火がついて燃えるかもしれない。ただ少し休みたい」と話した。4年後のリオデジャネイロ五輪については「考えていない。新しい選手が出て活躍してくれていると思う」とし、プロ転向もあらためて否定した。

 指導者になる夢を抱いている村田選手は米国などへ海外留学する構想も披露。「スポーツ科学やスポーツマネジメントも勉強したい。何年先になってもいい」と熱く語った。

 五輪後初の実戦となったこの日は京都府代表として出場し、ミドル級決勝で大学生選手からダウンを3度奪って快勝。約700人の観客を沸かせた。成年の部で京都府の岐阜国体出場決定に貢献し「調整が難しかったが、キャリアと五輪の貯金があった」と笑みを浮かべた。

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2012年8月26日のニュース