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日本5試合ぶり勝利!不利な先攻でリード快投

[ 2010年3月17日 18:06 ]

スイスとの延長戦を制し、観客の声援に応える(左から)比田井、斉藤、中島

 【パラリンピック第5日】車いすカーリングの日本は1次リーグでノルウェーに3―11で負けたが、スイスに6―5で競り勝ち、通算2勝4敗の7位となった。

 日本はスイスとの延長戦を、不利な先攻で迎えた。この状況にリードの斉藤(長野)が2投目をハウス(円)中央に押し込んだ。残る6投で徹底してガードを固め、勝利をもぎとった。

 北京パラリンピックをアーチェリーで経験した集中力で、斉藤はスーパーショットを決め「輪の中に入れておけば、みんなが守ってくれると思った。つながってすごく良かった」と5試合ぶりの勝利を喜んだ。

 スキップ(主将)の中島(長野)の不振が深刻化で4連敗。ショットの精度は5戦目で25%まで落ちたが「それでも自分を使ってくれるというので、ここからスタートという気持ち」で臨んだスイス戦だった。

 序盤は3点先行を許し、首をひねる場面も目立った。そこから後半の競り合いに持ち込んだ。46歳の誕生日だった中島は「まだウエート(速さ)のずれはあるけど(調子は)戻ったと思う」と前を向いた。(共同)

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2010年3月17日のニュース