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“軽トラックがスポーツカーになった”

[ 2009年12月18日 06:00 ]

肉体改造による体重増でひと回り大きくなった小平奈緒

 同コーチは体を大きくする狙いを車に例え「エンジン(筋量)を大きくすると、ボディーも大きくなる。そして質量(体重)が大きくなれば、慣性(運動状態を保とうとする性質)も大きくなる」と説明。体の軽い日本選手は加速能力が高く、スタートダッシュに優れる半面、スピードの維持に問題がある。体が大きく、そして重くなればスピードに乗った重い車が減速しにくいように、空気抵抗を受けてもスピードを維持しやすいのだ。

 小平は「パワーがついた分、ラストで安定感がある。軽トラックがスポーツカーになったイメージです」という。結城コーチは「(低地の)バンクーバーは滑らないリンク。後半勝負になると思う」と外国人たちを最後で抜き去る姿を思い描いている。

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2009年12月18日のニュース