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盗んだ北島サイン…四十女が“偽造”

[ 2008年10月2日 06:00 ]

盗まれた北島のサイン色紙。「2008」と書き換えられ、顔写真も貼られた

 北京五輪の競泳平泳ぎで2大会連続2冠を達成した北島康介(26)のサイン色紙を前橋市のスイミングスクールから盗んだとして、群馬県警前橋署は1日、窃盗の疑いで同市の英語塾講師沢田記久子容疑者(40)を逮捕した。同容疑者は6月からスクールの会員になった。「スクール前で拾った」と容疑を否認している。

 調べでは、沢田容疑者は9月9日午後0時25分ごろ、スクール1階に展示されていた北島のサイン色紙1枚を盗んだ疑い。展示場所は受付から死角になっており、スタッフが気付かないうちに額から色紙が抜き取られていた。防犯カメラに映っていた沢田容疑者の不審な行動から関与が分かった。
 サインはスイミングスクールの職員が強化練習に北島と一緒に参加したときにもらったという。もともとは「2007年8月18日」と書かれていたが、同容疑者の自宅から見つかった色紙には、北京五輪期間中の「2008年8月18日」に書き換えられ、眼鏡をかけた北島選手の顔写真が張り付けられていた。ちなみに、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に出演する鑑定士の前野重雄さんは「本人の字を書き換えたのはまずい。それにかなりの数が出回っているし、3000円ほどの価値では」と話している。

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2008年10月2日のニュース