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動きやすい“勝負服”吉田沙保里は満足

[ 2008年7月9日 20:08 ]

北京五輪用ウエアを着用した、左から松本慎吾、笹本睦、浜口京子、伊調馨、吉田沙保里、伊調千春

 日本レスリング協会は9日、東京都北区のナショナルトレーニングセンター(NTC)で北京五輪代表選手が着用する試合用ウエアを発表し、男子グレコローマンスタイル60キロ級の笹本睦(綜合警備保障)は「肌触りとフィット感が最高。ようやく五輪が来るという感じ」と話した。

 ウエアは伸縮性の異なる2種類のポリエステルなどを組み合わせ、腰から胸にかけ金色の昇り竜が描かれている。開発に当たり日本協会は滑りやすい素材など試合で有利に働く機能を求めたが、製作したアシックスは「今の技術では取り入れるまでに至らなかった」と説明。完成品はフィット感と動きやすさを追求したものになった。
 この日から13日までNTCで合宿を行う女子代表選手は練習で着心地を確かめた。55キロ級で2連覇を狙う吉田沙保里(綜合警備保障)は「自分たちの要望を取り入れてもらっていて動きやすい」と満足そう。48キロ級の伊調千春(同)は「実際に着ると、もう試合だな、と少しドキドキした」と緊張感を高めていた。

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2008年7月9日のニュース