大混乱のレースでアルピーヌのオコンがF1初優勝!角田は自己最高タイ7位

[ 2021年8月2日 00:23 ]

F1第11戦ハンガリーGP決勝 ( 2021年8月1日    モジョロード・ハンガロリンク=1周4・381キロ×70周 )

F1初優勝を飾ったアルピーヌのオコン(AP)
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 スタート直後に多重クラッシュが発生する大混乱の展開で、8番手から出たアルピーヌのエステバン・オコン(フランス)がF1初優勝を飾った。昨季までのルノーからチーム名を変更したアルピーヌにとってもF1初制覇となった。2位はアストンマーチンのセバスチャン・フェテル(ドイツ)で、今季2度目の表彰台。3位にはポールポジション(PP)だったメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が入った。16番手から出たアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は自己最高タイの7位で、今季5度目のポイント獲得となった。

 2番手スタートながら出遅れたメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)がマクラーレンのランド・ノリス(英国)と激突したのを皮切りに、第1コーナーで次々とクラッシュが起きて計7台がコースアウト。ボッタス、レッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)、フェラーリのシャルル・ルクレール(フェラーリ)など4台がリタイアを強いられ、2周目で赤旗中断となった。

 再スタートではほとんどのマシンがピットスタートを選択した中、ハミルトンだけコース上から発進。タイヤ交換ですぐにピットインせざるを得なくなり、最後尾の14番手からレースを進めたが、5番手に浮上したところでアルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)を抜くのに手間取り、前戦英国GPに続く2連勝を逃した。ハミルトンの作戦ミスでトップに立ったオコンは、フェテルを1・859秒差で抑えて逃げ切った。

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)はノリスにぶつけられて破損したパーツを交換して順位を落とした。ペースが上がらないマシンで粘り強く走り10位に食い込んだが、ハミルトンにポイントで抜かれて総合首位から陥落した。角田は1周目の混乱に乗じて一時5位にジャンプアップ。同僚のピエール・ガスリー(フランス)に続いてフィニッシュし、第6戦アゼルバイジャンGPと並ぶ自身最高の7位に入った。

 ▽決勝順位

(1)オコン(アルピーヌ)

(2)フェテル(アストンマーチン)

(3)ハミルトン(メルセデス)

(4)サインツ(フェラーリ)

(5)アロンソ(アルピーヌ)

(6)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

(7)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

(8)ラティフィ(ウィリアムズ)

(9)ラッセル(ウィリアムズ)

(10)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

(11)ライコネン(アルファロメオ)

(12)リカルド(マクラーレン)

(13)シューマッハー(ハース)

(14)ジョビナッツィ(アルファロメオ)

リタイア マゼピン(ハース)

リタイア ノリス(マクラーレン)

リタイア ペレス(レッドブル・ホンダ)

リタイア ストロール(アストンマーチン)

リタイア ルクレール(フェラーリ)

リタイア ボッタス(メルセデス)

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2021年8月1日のニュース