角田が自己最高7位、フェルスタッペン終盤のクラッシュ ペレスが今季初V F1アゼルバイジャンGP

[ 2021年6月6日 23:32 ]

F1第6戦アゼルバイジャンGP決勝 ( 2021年6月6日    バクー市街地コース=1周6・003キロ×51周 )

F1アゼルバイジャンGPで自己最高の7位に入った角田=手前(AP)
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 アルファタウリ・ホンダのルーキー角田裕毅が自己最高の7位に入った。開幕戦バーレーンGPの9位を上回り、2度目の入賞でポイントを獲得した。6番手から出たレッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)が今季チーム移籍後初勝利、昨年12月のサキールGP(バーレーン)以来通算2勝目。同僚のマックス・フェルスタッペン(オランダ)はトップを快走していた終盤にまさかのリタイアとなった。2番手はアストンマーチンのセバスチャン・フェテル(ドイツ)、3番手はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)が入り、いずれも今季初の表彰台を獲得した。

 ポールポジション(PP)からスタートしたフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)を、2番手から出たハミルトンが2周目でかわしてトップに。ハミルトンは11周目でピットインしたが、次の周回でピットインしたフェルスタッペンはわずか1・9秒という“神業”のタイヤ交換を生かして首位に立った。しかし、2戦連続優勝が見えていた残り5周で、左リアタイヤが突然バーストしてまさかのクラッシュ。リタイアを余儀なくされ、タイヤを蹴飛ばしてコースを後にした。

 レースは赤旗中断後、スターティンググリッドから残り2周で再スタート。中断時点でトップだったペレスを、2番手だったメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が好スタートでかわしたが、まさかのコースアウト。ペレスがそのまま“超スプリントレース”を逃げ切った。予選6番手だったマクラーレンのランド・ノリス(英国)の赤旗規定違反による3グリッド降格で、角田は自己最高の7番グリッドから決勝をスタート。堅実に走って中断時点で6番手につけ、再開後はハミルトンのミスで5位に浮上したが、2台に抜かれて7位フィニッシュとなった。

 ▽決勝順位

(1)ペレス(レッドブル・ホンダ)

(2)フェテル(アストンマーチン)

(3)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

(4)ルクレール(フェラーリ)

(5)ノリス(マクラーレン)

(6)アロンソ(アルピーヌ)

(7)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

(8)サインツ(フェラーリ)

(9)リカルド(マクラーレン)

(10)ライコネン(アルファロメオ)

(11)ジョビナッツィ(アルファロメオ)

(12)ボッタス(メルセデス)

(13)シューマッハー(ハース)

(14)マゼピン(ハース)

(15)ハミルトン(メルセデス)

(16)ラティフィ(ウィリアムズ)

(17)ラッセル(ウィリアムズ)

リタイア フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

リタイア ストロール(アストンマーチン)

リタイア オコン(アルピーヌ)

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2021年6月6日のニュース