トヨタ ルマン連覇、中嶋は日本選手初のWEC総合王者

[ 2019年6月17日 05:30 ]

ルマン24時間で2連覇を達成し、写真に納まる中嶋一貴(左)らトヨタ8号車のドライバー(AP)
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 伝統の自動車耐久レース、第87回ルマン24時間は16日、フランス西部ルマンで決勝が行われ、トヨタが中嶋一貴(34)らの8号車で2連覇を果たした。小林可夢偉(32)らの7号車が2位に続き、昨年に続きワンツーフィニッシュした。中嶋は全8戦で争った今季の世界耐久選手権(WEC)で日本選手初の総合王者に輝いた。

 最上位のLMP1クラス参戦の自動車メーカーは昨年に続きトヨタ1社。予選では小林の7号車がポールポジションを獲得した。快調に先頭を走っていたが、残り約1時間でパンクのアクシデントに見舞われて失速。中嶋の8号車が終盤に首位に立ちゴールした。予期せぬ形で2連覇をつかんだ中嶋は「タフなレースだった。総合王者が大きな目標だったので達成できてうれしい。長く厳しいシーズンだったが、いい形で終われた」と喜んだ。

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