中嶋「急にパワーが…」 トヨタ ゴール3分前まさかのストップ
フランス伝統の自動車耐久レース、第84回ルマン24時間は19日、ルマンのサルテ・サーキット(1周約13・6キロ)でゴールを迎え、2台で臨んだトヨタは残り3分までトップを走行していた中嶋一貴の5号車がマシントラブルで失速し、初優勝を逃した。小林可夢偉の6号車が2位となり、5号車は規定により失格となった。
384周を走ったポルシェ2号車が総合優勝し、2連覇で単独最多を更新する18勝目を挙げた。アウディ8号車が3位に入った。
決勝は雨のため、セーフティーカーに先導されてスタート。5号車は細かいトラブルでの出遅れから徐々に挽回してトップに立ったが、最終盤で突然のトラブルに見舞われた。
▼中嶋一貴の話 終わるまで無事にと、ずっと考えていた。急にパワーがなくなった。あのタイミングで止まるとはさすがに思わなかった。これもレース。
▼小林可夢偉の話 (周回遅れの車に)無駄に当てられて壊れた。ペースが落ちて、展開が厳しくなった。
▼佐藤俊男トヨタ・レーシング・チーム代表の話 とても悔しいが、ポジティブな点もあった。24時間集中して、いいレースができた。速さを出して、強豪と渡り合うことができた。(共同)
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