超高級車マイバッハ　２年ぶりに復活　ガソリン安が追い風

　ドイツの自動車大手ダイムラーは１９日、米ロサンゼルスで開催中の自動車ショーで、復活させる超高級ブランド「マイバッハ」の大型セダンを初めて公開した。米国の景気回復とガソリン価格低下も追い風に、ほかのメーカーも高級車の新モデルを相次いで披露した。

　マイバッハは日本を含めた世界で２０１３年に販売を終了していたが、約２年ぶりに復活することになる。

　ダイムラーの新型セダン「メルセデス・マイバッハＳ６００」は、「メルセデス・ベンツ」の最高級車をベースに居住性を高めた。後部座席の膝回りの空間を広くし、内装の多くは革張りにした。米国では来年春に２０万ドル（約２４００万円）程度で販売する。メルセデス・ベンツ日本によると、マイバッハＳ６００を日本でも来年前半にも発売する予定という。

　ドイツのポルシェは、高出力エンジンを積んだスポーツカー「９１１カレラＧＴＳ」などを初めて披露した。ポルシェは今年、米国での販売が好調で、幹部は「重点市場の米国でさらなる販売拡大につなげたい」と意気込んだ。

　トヨタ自動車も高級車ブランド「レクサス」のオープンカーの試作車を初めて公開した。