ビアンキ、集中治療室へ FIA「深刻だが安定している」

[ 2014年10月7日 05:30 ]

F1シリーズ第15戦の日本グランプリの事故で、大破したジュール・ビアンキ選手のマシン

 F1第15戦日本GP決勝(5日、鈴鹿)でコース外の作業車に激突し、四日市市の三重県立総合医療センターで頭部の緊急手術を受けたマルシャ・フェラーリのジュール・ビアンキ(25=フランス)は、一夜明けて集中治療室に移った。

 一部海外メディアは意識不明ながら自発呼吸はできていると報じたが、チームの代表は容体についてコメントを拒否。英BBCは、国際自動車連盟(FIA)は「深刻だが安定している」と説明したと報じた。

 悪天候の中でレースが予定通り行われたことについては海外メディアでも賛否両論が飛び交った。76年のシリーズ最終戦(富士スピードウェイ)でタイトル争いをしながら、豪雨の中で強行された決勝を自らリタイアしてタイトルを逃した逸話を持つニキ・ラウダ氏は英ミラー紙に「レースに危険は付きもの。開始を早めるべきだったが、私にもその判断はできないだろう」などと話した。

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2014年10月7日のニュース