トヨタ2年連続世界首位へ 13年、海外販売が好調
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、2013年の世界販売台数を前年比約4%増の971万台と発表した。同年を996万台と見込むトヨタ自動車が、世界販売台数で2年連続首位となることが確実となった。GM、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)との競り合いが14年も続きそうだ。
トヨタは米国や中国などの海外販売が好調に推移し、世界販売台数を押し上げた。世界的な景気回復基調を追い風に、高級車ブランド「レクサス」の販売が国内外で順調だったことも寄与した。13年の世界生産は1012万台と見込んでいる。
GMも同様に地盤の米国市場で7%増、中国も11%増と販売が好調だったが、欧州市場の不調が足を引っ張った。
VWは既に、13年の世界販売台数が約950万台(一部商用車を除く)だったと公表しており、GMはトヨタに次ぐ世界2位の座は保った。
トヨタは08年から3年連続で首位だったが、11年は東日本大震災の影響などで生産が落ち込みGMなどに抜かれ、12年に首位に返り咲いた。(共同)
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