トヨタ、超小型EVを日本初公開 来年から実証運用

[ 2013年10月1日 16:57 ]

トヨタ自動車が日本で初公開した超小型電気自動車の試作車「TOYOTA i―ROAD」(手前)と小型EV「コムス」

 トヨタ自動車は1日、千葉市で開かれている展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2013」で、超小型電気自動車(EV)の試作車「TOYOTA i―ROAD(アイロード)」を日本で初公開した。

 愛知県豊田市で実証運用しているカーシェアリングを利用した都市交通システム「ハーモ」に来年初めから投入する。

 アイロードは前輪二つ、後輪ひとつの三輪車でバイクのように使い勝手が良く、爽快な走りが楽しめるという。今年3月のジュネーブ国際自動車ショーで初公開した車両は2人乗りだったが、日本では規制の関係で1人乗りになる。

 ハーモで既に採用しているトヨタ車体製の1人乗り小型EV「コムス」も出展。ハーモでは1日から、コムスや専用駐車場を大幅に増やし、システムの有効性を本格的に検証し始めた。

 今回のシステム拡充に先立って9月30日、豊田市内でコムスに試乗した豊田章男社長は共同通信などの取材に対し「(既存の自動車と)うまく共存するのが課題。自動車単体をつくっていたメーカーが社会インフラづくりに取り組むという挑戦だ」と述べた。

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2013年10月1日のニュース