新車販売、5カ月ぶり増 補助金切れの反動、脱す

[ 2013年10月1日 17:46 ]

 9月の国内新車販売台数は、前年同月比17・0%増の52万2760台だった。昨年9月で終了したエコカー補助金の反動減の影響を脱したことなどを受けて大幅に伸び、4月以来、5カ月ぶりに増加に転じた。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した。

 エコカー補助金が出ていた間に需要を先食いしていたため、新車販売は伸び悩んでいたが、影響がほぼなくなったことを示した。自販連は「10月以降も前年同月比で増加が続く」と分析している。

 普通車や小型車などの「登録車」は12・4%増の32万4315台。特にホンダは主力小型車「フィット」の新型を発売したことで50・5%増と好調だった。軽自動車は25・4%増の19万8445台で、9月として過去最高だった。自販連によると、消費税増税を前にした駆け込み需要はまだないという。

 13年度上半期(4~9月)は前年同期比1・7%減の254万5259台だった。

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2013年10月1日のニュース