ダイハツ「ミラ イース」燃費向上 ガソリン車最高の33・4キロ

[ 2013年7月22日 16:41 ]

 ダイハツ工業は22日、軽自動車「ミラ イース」の燃費を向上させ、ガソリン車として最高のガソリン1リットル当たり33・4キロにすると発表した。8月に発売する。現在トップであるスズキの軽自動車「アルト エコ」の33・0キロを抜く。

 現行の「ミラ イース」よりも価格を抑える。現行の燃費は30・0キロで、最も安いタイプの希望小売価格は79万5000円。低燃費と低価格を両立させて販売拡大を狙う。

 燃費を向上させるためエンジンの部品を見直し、摩擦によるエネルギーの消費を減らした。減速時にタイヤの回転エネルギーを電気に変えて利用する仕組みも改良し、発電量を高めた。

 軽自動車の市場は、日産自動車と三菱自動車が共同開発した車を6月に発売するなど「群雄割拠の状態」(ダイハツの三井正則社長)となっている。ダイハツは燃費の向上など魅力を高めて対抗する方針だ。

 ハイブリッド車では、ホンダが9月に全面改良する主力小型車「フィット」の燃費が36・4キロという。

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2013年7月22日のニュース