三菱軽120万台リコール 8車種オイル漏れの恐れ

[ 2012年12月19日 21:37 ]

 三菱自動車は19日、部品の不具合でエンジンオイルが漏れる恐れがあるとして、軽自動車「ミニキャブ」など計8車種約121万6000台(1996年1月~2004年10月生産)のリコールを国土交通省に届け出た。一連のリコールは4回目で、対象車両は計10種、約176万台に上る。

 国交省によると、エンジンフロントケースで回転軸を通す穴に装着した「クランクシャフトオイルシール」と呼ばれるリング状部品が、車検などで生産時と異なる材質に交換された場合は外れやすくなり、オイルが漏れて油圧警告灯が点灯。放置すると、部品が焼きついて走行不能になる。

 8車種はほかに、タウンボックス、トッポBJ、ミニカ、eK―WAGON、eK―SPORT、eK―CLASSY、eK―ACTIVE。

 三菱自は10年11月、12年1月と3月の3回、同じ欠陥で計約54万7000台のリコールを届けたが、本来は問題ない車でも欠陥のある材質に部品交換される恐れがあるため、対象を拡大した。

 実際に対応が必要なのは、約121万6000台のうち約20万台とみている。問い合わせはフリーダイヤル(0120)324860、お客様相談センター。

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2012年12月19日のニュース